沖縄県民も楽しめる県内バス観光!? 60年前にタイムスリップ


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レトロな広告見つけました。
バックトゥ50年代 県民向け観光バスツアー

各社のバスとガイドさんのイラストも詳細に描かれています(『オキナワグラフ』1959年3月号より)

バス特集を記念して、沖縄のバスの歴史をちょっとだけ振り返ってみましょう。今年で創刊60周年を迎えた県産のグラフ誌『オキナワグラフ』で見つけたレトロなバス広告をご紹介!

時は1959年、県民のレジャーとして、沖縄本島内のバスツアーが大きく注目されていたようです。現在と比べるとマイカー所有率もかなり低かったこの時代、観光バスでの遠出は一大イベントだったのでしょう。

イラストで各地の名所が取り上げられており、南部では、姫百合之塔や健児之塔などの慰霊碑(平和記念公園はまだ作られる前)が紹介されています。また、琉球政府のビルや首里に立地していた琉球大学など、現在は目にすることのできない建物も名所として紹介されていますよ。中部地区ではコザ十字路や残波岬など今でも観光名所となっている場所をピックアップ。北部地区は、紹介される名所の数は減りますが、国頭村の茅打バンタや名護湾のヒートゥ(イルカ)など自然の豊かさが注目されています。

※当時の紙面を加工し掲載しているため、一部見えづらくなっている箇所があります。ご了承ください。

ユニークな名前のバス停を探してみよう!

県内にある珍しい名前のバス停など少しだけ紹介します。
あちこち探しながら、その由来を考えてみるのも楽しそう。

ホースガー前(北谷町)
かつて生活用水などとして利用していたウージガーそばのバス停。戦後ゴムホースを入れて配水していたことから一般的にホースガーと呼ばれるようになったとか。

ファイヤーステーション前(北谷町)
「消防署」ではなく「ファイヤーステーション」なんです

カチャ原(南城市)
かちゃばる…なんかカワイイ

クール(糸満市)
たたずまいがクールです

(東村)
「車」だと言い張るバス停

 

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(2018年9月20日 週刊レキオ掲載)