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米空軍「ブラックボックス、解析に数週間」 オスプレイ、屋久島沖墜落事故巡り


米空軍「ブラックボックス、解析に数週間」 オスプレイ、屋久島沖墜落事故巡り 米軍のサルベージ船に引き揚げられた、墜落したオスプレイの機体の一部とみられる残骸=2023年12月27日午後3時34分、鹿児島県・屋久島沖(共同通信社ヘリから)
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 【ワシントン共同】昨年11月に起きた鹿児島県・屋久島沖の米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故で、米空軍は当時の飛行状況や操縦室の会話などを記録した「ブラックボックス」を回収し、解析に数週間かかる見通しを明らかにした。AP通信が4日までに伝えた。

 APによると、米海軍のサルベージ船がオスプレイの残骸の大部分を回収し、米軍岩国基地(山口県岩国市)へ運んだ。事故原因解明へ向けて調査を本格化させる。事故は11月29日に発生。横田基地(東京都)配備のCV22が、岩国基地から米軍嘉手納基地に向かう途中で墜落した。米軍は搭乗者8人全員の死亡を認定し、これまでに7人の遺体を収容した。

 機材の不具合により事故が起きた可能性があるとして、米軍は空軍以外も含めた全てのオスプレイの飛行を世界中で停止している。

(共同通信)