沖縄に砂漠の天使が舞い降りた―。名護市のネオパークオキナワで18日、アフリカ北部や西アジアなどの砂漠地帯に生息するスナネコ(ネコ科)の一般公開が始まった。県内初。名前は「マシュリク」「サディーカ」の姉妹で、ともに約1歳半。栃木県の那須どうぶつ王国から繁殖などを目的とするブリーディングローンで借り入れた。
【写真特集】可愛すぎ…「砂漠の天使」スナネコ姉妹が沖縄初公開
スナネコは世界最小クラスの小型のネコ。大きい耳と横長の顔が特徴で、砂漠の熱い砂でもやけどしないように肉球の隙間に毛が生えている。愛らしい姿から「砂漠の天使」の愛称を持つ一方、飼いネコとは異なり、気性が荒く野性味が強い。開園直後が場内を活発に動き回る様子が見られるという。
同園は17日、市内の園児らを招き、お披露目会を開いた。カウントダウンの掛け声に合わせスナネコの2頭が姿を見せると、園児らは「かわいいー」と歓声を上げた。2頭は展示場内の砂を上げてじゃれ合った後、寄り添い丸くなって眠りについた。銀のすず保育園の谷口千畝ちゃん(6)は「すばしっこくて、高いところからジャンプするところがすごかった。かわいかった」と目を輝かせた。
(高辻浩之)
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