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インボイス 悩む事業者に寄り添う 松沢玲子(沖縄国税事務所長) <仕事の余白>


インボイス 悩む事業者に寄り添う 松沢玲子(沖縄国税事務所長) <仕事の余白> 松沢玲子
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 真っ青な空と海、明るい太陽の光。これが、7月に那覇空港に降り立った私の沖縄との出合いである。

 8月の大綱曳き、旧盆を経て9月のエイサーと、相当な準備を経た家族単位、地域単位の年中行事に触れ、神輿(みこし)がトラックに載せられて町内を巡行していた地元の祭りとのギャップに驚き、沖縄に対する興味は深まるばかりである。

 趣味であるシュノーケリングに山登り、ジョギングに加え、エイサーで魅了された三線にもチャレンジしたいと思っている。当面の目標は、12月の「NAHAマラソン」である。

 美しい自然や文化、そして人々と交流し、沖縄の魅力を発見するのが楽しみとなっている。

 一方で、沖縄の強みや魅力は税務行政にも生かされると感じている。沖縄国税事務所は地方の小規模局だが、少ないメンバーながら大きな目的に向かって部署の垣根を越え協力し合う「ゆいま~る」の環境にある。

 初の女性所長と気負わずに、税務行政のDX、県産酒類の振興など山積する課題に、県民の皆さまからの視点を忘れずに、職員と共に一つ一つ取り組んでいきたい。

 まずは、この10月に始まったばかりの「インボイス制度」。登録するか悩む事業者に寄り添い、初めて消費税の申告を行う納税者が安心して申告・納付できるよう、皆さまの疑問や不安を丁寧に解消していきたい。

 「国税庁HP」、「インボイスコールセンター」、「登録要否相談会」など多様なチャネルを使って、一緒に準備しませんか。