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「カラキケーキ」がコンビニスイーツに 北部農林高とローソン沖縄がコラボ 27日ごろまで県内各店で販売


「カラキケーキ」がコンビニスイーツに 北部農林高とローソン沖縄がコラボ 27日ごろまで県内各店で販売 北部農林高校とローソン沖縄がコラボした「カラキケーキ」
この記事を書いた人 Avatar photo 池田 哲平

 【大宜味】北部農林高校とローソン沖縄などが共同で開発し、大宜味村産のカラキ(和名オキナワニッケイ)を使用したスイーツ「カラキケーキ」が数量限定で県内のローソン各店で販売されている。24日には商品を考案した同校の生徒やカラキの生産農家がローソン大宜味塩屋店の店頭で商品をピーアールした。

 同校は村内に自生するシナモンの木の一種、カラキの研究と普及活動に数年にわたって取り組んでいる。カラキケーキの考案までには原料を見直すなどして2年半にわたって開発を続け、今回の企業とのコラボ商品発売が実現した。ほんのりと甘く、さわやかな風味が特徴のスイーツに仕上がっている。


北部農林高校とローソン沖縄がコラボした「カラキケーキ」をPRする(左から)カラキ生産農家の照屋章さん、同校の幸地咲輝さん、名嘉美羽さん、石倉歌笑さん、ローソン大宜味塩屋店の宮城沙綾香店長、クガニキッチンの宮城美和子さん=24日、ローソン大宜味塩屋店

 ローソン大宜味塩屋店は、発売初日の22日に300個が売れるなど好評だという。

 同校3年の石倉歌笑さん(18)は「発売から反響も良くて、リポートしたよという声も寄せられているのでとてもうれしい」と話した。商品化に当たり、原料調整などの手伝いをした「Kugani Kitchen(クガニキッチン)」の宮城美和子さんは「農家の思いもしっかりと伝えてくれる商品となっている。北部農林高校の生徒がカラキの商品を何度も開発して作ってきてくれたことで、企業とのコラボにつながった」と話した。

 カラキケーキは189円(税込)で、27日ごろまでローソンの店頭に並んでいる。

(池田哲平)