ジェラート「首里とうふ」を共同開発した照屋食品の照屋ゆきの代表（右）とやんばるジェラートの國場和雄代表＝５日、宜野湾市内
當山 幸都 県産品を用いたジェラートを製造しているやんばるジェラート（宜野湾市）と豆腐製造の照屋食品（那覇市）はこのほど、豆腐味のジェラート「首里とうふ」を開発した。
照屋食品の豆腐を使い、素材の味を生かした商品に仕上がった。やんばるジェラートの各店舗で期間限定で販売中。今後も豆乳を使った商品開発などを見据えている。
沖縄銀行の経営支援サービス「ビッグアドバンス」を通じて、照屋食品の照屋ゆきの社長が昨夏、やんばるジェラートの國場和雄代表に提案しコラボが実現した。照屋代表は「豆腐はどんなスイーツにも合う。いい商品ができる確信はあった」と振り返る。
今年2月に販売を始め、価格はシングルサイズで500円。4月からは照屋食品が岡山県にある老舗の「鷹取醤油」の協力を得て開発した「首里しょうゆ」を隠し味に加えた。ジェラートにしまりやコクが出るようになったという。
両社が今後検討しているのが、病院食にも取り入れられる豆乳を使ったジェラートの開発だ。國場代表は「素材の味を引き立てながら、カロリー制限がある中でも幸福感を持ってもらえたら」と語った。
（當山幸都）
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