沖縄振興開発金融公庫は「マンション共用部分リフォーム融資」の2023年度実績が19件、4億4720万円となり、件数と金額ともに取り扱いを始めた04年度以降、過去最高だったと25日に発表した。
更新は2年連続。県内マンションでは経年が進み、修繕積立金の不足や工事費の高騰により、融資を利用するマンション管理組合が増加傾向にあることなどが要因とみられている。
融資金利は、マンション外部や内部の修繕が対象となる工事で年利0・97%(15日現在)。耐震改修や浸水対策、省エネ対策工事は年利0・77%となっている。
公庫が将来の修繕に備えるマンション管理組合向けに発行する「美ら家債(ちゅらやーさい)」を保有していれば、年0・2%の金利優遇がある。
(当間詩朗)