「第5回学生かりゆしウェアデザインコンテスト」でグランプリに輝いた県内の高校生2人がデザインしたかりゆしウエアの販売が21日、県内の量販店で始まった。販売元はコンテストを主催する、かりゆしウエアブランド「MAJUN(マジュン)」を展開する日進商会(糸満市)でグランプリ2作品を製品化した。いずれも300着の限定販売。同日に豊見城市のイーアス豊崎で初披露された。
ビジネス向けに製品化したのは、浦添工業高校3年の知念美月さん(18)がデザインした「沖縄の美しい魚たち」。緑色を基調にジンベエザメやウミガメが花の模様で描かれている。知念さんは「貴重な機会を与えてくださり本当にうれしい」と喜んだ。
カジュアル部門は当時西原高校3年の名嘉春香さん(18)=沖縄芸術大学1年=がデザインした「アセロラ」。若い世代が着やすいようにポップかつレトロな色合いに仕上げた。名嘉さんは「着ていて気持ちが明るくなるようデザインした。多くの人に着てもらいたい」と語った。
価格は8690円(税込み)で、サンエーやイオンなど県内量販店のほか、マジュンの直営店で販売。日進商会の大城直也社長は「学生の心のこもった作品。多くの皆さまが手に取り、おしゃれを楽しんでほしい」とあいさつした。
(当間詩朗)