オリオンビール(豊見城市、村野一社長)は27日、教育支援活動の一環として、旅行会社の日本旅行の修学旅行担当者にオリオンのサステナビリティ(持続可能性の追求)の取り組みを紹介した。
オリオンが琉球大学と連携して取り組む「琉大ミーバイプロジェクト」の施設視察や琉球大の教員らによる研修、琉大ミーバイの実食などを体験してもらった。
オリオンビールは2020年から、琉球大と連携してミーバイ(ヤイトハタ)の陸上養殖に取り組んでいる。ビールの製造過程で出る麦芽粕(かす)をミーバイの飼料として提供している。視察では修学旅行担当者らが西原町の琉球大学を訪れ、陸上養殖の施設を見学し、研究の詳細について説明を受けた。
日本旅行教育事業部の今田誠チーフマネジャーは「他大学では得られない新しい学びの機会になりそうで、とても興味深い。修学旅行のコース選択の一つとして検討したい」と話した。
今回の視察は、琉球新報社が事務局を務める「OKINAWA SDGSプロジェクト(OSP)」を通じて企画した。
(外間愛也)