JAおきなわ(前田典男理事長)は18日、県内に10店舗あるファーマーズマーケットの2023年度販売高が前年度比5%増で過去最高の87億2600万円だったと発表した。6店舗で過去最高を更新した。いずれもゴーヤーやパイナップルなど県産青果物の販売が好調だったほか、独自イベントなどの開催増加で集客にもつながった。
全体の来客者数は計415万2千人。販売高が最も大きかったのは、前年度に続き糸満市のうまんちゅ市場で、15億7千万円だった。来客数も同店が最も多く、73万1千人だった。
販売高が過去最高を更新したのは、名護市のやんばる市場(13億1700万円)、読谷村のゆんた市場(7億3700万円)、西原町のうんたま市場(5億1400万円)、南風原町のくがに市場(7億2400万円)、宮古島市のあたらす市場(7億4300万円)、石垣市のゆらてぃく市場(9億9300万円)の6店舗。
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2024/07/farmars-raijo-graf2023.png?fit=700%2C494)
特に伸び率が高かったのは20年オープンのうんたま市場で、前年度比31%増だった。JA担当者によると、商品の充実度や内接する西原さわふじマルシェとの合同イベントなどが来店者の増加につながったという。
来客者数が過去最高だったのは、ゆんた市場、うんたま市場、くがに市場、あたらす市場、ゆらてぃく市場の5店舗だった。
(新垣若菜)