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入域客263万人見通し OCVB7~9月 地方路線が堅調 沖縄


入域客263万人見通し OCVB7~9月 地方路線が堅調 沖縄 にぎわう国際通り
この記事を書いた人 Avatar photo 與那覇 智早

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は31日、7~9月の県内入域観光客数が前年度比18・8%増の263万5200人になるとの見通しを発表した。国内客は夏の需要や航空各社のタイムセールなどから都市圏に加え、地方路線も堅調に推移する見込みだ。

 海外客は台湾や韓国の路線が好調だが、新型コロナ禍前の2019年同期比で回復率は7割程度にとどまる予想だ。

 入域客数は7月が89万4700人。国内が69万1700人、海外は韓国・仁川への路線でイースター航空やアシアナ航空による増便などから20万3千人とする。

 8月は91万7700人で、国内は大型台風が襲来した前年同月を14%上回る71万9700人を見込む。海外は台湾や中国から25回のクルーズ寄港などから、19万8千人と予測する。

 9月は82万2800人。国内は那覇と離島を巡るクルーズ船寄港などから64万800人の見通し。海外は1日から香港エクスプレスの香港路線の復便もあることなどから18万2千人とする。

 県内ホテル客室単価は繁忙期の7、8月が特に堅調で、シティホテルの1室1泊当たり平均単価は8月が前年同月比12・9%増の1万8963円と推計した。離島は新規開業で客室供給数が増加したことから、リゾートの単価は最大で同約10%低下する見込み。レンタカー単価は、4~6月の実績値で前年同期比17・7%減。7~9月も前年を下回る見込み。 

(與那覇智早)