アロハシャツの県内ブランド「パイカジ」を展開するジュネ(豊見城市)が銀座のランドマーク的商業施設「和光」でイベントを開催し、沖縄のリゾートスタイルの普及を図っている。
同社の吉田康秀取締役CDOは「温暖化が進み、暑い夏を乗り切るには沖縄のリゾートスタイルが都内でも最適。銀座でもたくさんの方に体験してもらいたい」と話す。
ジュネは2015年から銀座4丁目の和光で「パイカジ アロハシャツ コレクション」と題し、この時期に毎年イベントを開催している。今年はブランド創設25周年。「コレクション」の開催もちょうど10回の節目を迎えた。節目の企画として、例年より多彩な30種のシャツをそろえた。
これまでの定番や人気商品を復刻、リメークしたシャツや世界2カ所でのみ収穫され「繊維の宝石」と呼ばれるシーアイランドコットン生地と琉球藍染めとを組み合わせたシャツなどを展示している。
吉田取締役CDOは今後の展開について「サステナブル(持続可能)なものづくりの観点からもロスを抑えるため、オーダーメードも検討している」と話す。地球温暖化とクールビズの観点からも沖縄のリゾートスタイルの普及には最大のチャンスとみていて、今後の商圏には「何よりもまずは地元を大事にしながら、神奈川県の湘南や長野県の軽井沢などのラグジュアリー層」も視野に入れるという。
和光でのパイカジのアロハシャツコレクションは8日から始まり、21日まで開催される。
(斎藤学)