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【動画】さわやか旬の香り 本部産シークヮーサー初搾り ジュースなど加工原料に 沖縄


【動画】さわやか旬の香り 本部産シークヮーサー初搾り ジュースなど加工原料に 沖縄 果汁を搾る機械に乗せられた本部町産シークヮーサーの実を確認する職員ら=5日、本部町
この記事を書いた人 Avatar photo 池田 哲平

 【本部】もとぶ産シークヮーサー生産消費拡大推進協議会は5日、本部町豊原の農業生産法人もとぶウェルネスフーズで「もとぶ産シークヮーサー果汁初しぼり式」を開いた。今年は台風がなく、天候にも恵まれたため、実の出来は上々。機械のラインが始動し、飲料など加工用に実が搾られると、旬を迎えたかんきつのにおいが工場全体に広がった。

 本部町は県のシークヮーサーの拠点産地に認定され、現在の農家数は約140戸で、年間700トン前後が生産されている。町によると、今年は757トンを見込む。初しぼり式で、同協議会会長の上原正史副町長は「多様なニーズに応えられるよう、力を入れている。今後も消費拡大に向けてさまざまな施策を展開していく」とあいさつした。

 もとぶウェルネスフーズの長濱徳勝社長は「生産農家と加工業者は車の両輪で、どちらもないと産業として成り立たない。資材の大幅な値上がりもあり、長期的、安定的な原料確保が大きな課題となっている」と話し、加工業者として仕入価格の段階的な引き上げなどを進める考えを示した。加工・製造は11月までの3カ月間続けられる予定。

(池田哲平)