県の諸見里真文化観光スポーツ部長は2日に開かれた県議会9月定例会の代表質問で、入札不調となった大型MICE事業について「必要な予算を計上し、可能な限り早期の入札公告を目指す」と説明した。
検討が進む宿泊税の市町村との税の配分を巡っては宿泊税を導入しない市町村に対し、税収見込み額の半分に相当する額を「補助金または交付金として配分することを検討している」と述べた。米須清一郎氏(てぃーだ平和ネット)への答弁。
県は大型MICEの入札不調後に建設事業者に聞き取りしたところ、「参画意欲はあるものの資材価格の高騰、人手不足等の影響から、施設運営事業者やホテル事業者と入札参加グループを組成できなかった」などの意見があったという。
宿泊税の市町村との配分については宿泊税検討委員会で確認した案を説明。県はこれまで宿泊税の導入を予定している5市町村との連絡会議を開催し、税の配分などの意見交換を行っている。
(與那覇智早)