市議会議員・職員研修会が21日、南城市のユインチホテル南城で開かれた。本島北部で来年夏に開業を予定するテーマパーク「ジャングリア」の運営会社ジャパンエンターテイメント取締役副社長で事業開発本部長の佐藤大介氏が講演した。
佐藤氏は県が抱える観光課題、社会課題を解決に導くため「稼ぐ構造」を地域と共に作り上げることや沖縄ブランドの強化による観光客数、消費額増の実現を目標に掲げ、ジャングリアについて「課題解決へ変化の起点の役割を果たしたい」と述べた。
人材の確保やコンテンツの作成など開業までの準備の状況を説明した上で「地元の企業とも積極的に取引していきたい」との考えを示した。
懸念されている交通対策については「複数の案をまとめた独自のプランを作成しており、具体的な内容は年内には発表できるよう調整している」と述べた。
「沖縄には大きなポテンシャルがある」とし「沖縄の課題は日本各地の地方にも共通するものであり、沖縄から観光産業を変革することで日本を強くできる」と強調した。
(普天間伊織)