県立沖縄盲学校(新垣ゆかり校長)の専攻科の生徒によるマッサージ体験が12日、県庁内の県民ホールで開催された。視覚障がい者の雇用促進が目的。
同校は教育活動の一環として、校内施設「あん摩・はり灸治療室」で生徒が地域住民向けに治療を行っている。専攻科はマッサージ・はり・きゅうの国家資格試験に向けた課程を設けている。
主幹教諭の福里実さん(51)=那覇市=は「普段は校内での施術のみだが、県庁で行うことで多くの人々にアピールできるチャンス」と意気込んだ。
施術を担当した3年生(26)=南風原町=は「初めて施術する方ばかりなので、強さを調節するために声かけを積極的に行っている。体験してくれた方が気持ちいいと言ってくれることがうれしい」と語った。
マッサージ体験イベントは10月4日午前に那覇市泉崎の琉球新報社2階でも行われる。
(玉城凪姫)