沖縄の海も街も好きだけど、やっぱり人が好き! 近藤真彦さん・野村義男さん(3/3ページ)


この記事を書いた人 アバター画像 饒波 貴子

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沖縄でカーレースを楽しむ方法

―近藤さん、2023年は首の手術を受けられましたが経過はいかがですか。多くのコンサートをこなしていて、お元気そうに見えます。

近藤:5月に手術を終え、7月からずっとコンサートを続けていますよ。経過は順調ですが、こうやって話していると肩こりのような感覚になります。手術前より重さや張りがありますが、大きな手術だったので、1~2年は仕方ないらしいです。でもステージでのパフォーマンスは良くなり、コンディションも万全ですよ。

―昨年4月にはフォーミュラレースを主催する、日本レースプロモーション(JRP)の会長就任というおめでたいニュースもありました。カーレースの世界を全く知らない私のような初心者に、楽しみ方を教えてください。

近藤:今は沖縄でも生のカーレースが楽しめるんですよ。JRPが開発したSFgo(エスエフゴー)というアプリがあって、無料から有料までいろいろな機能を使っていただけます。アプリに入って僕のチーム「KONDO RACING TEAM」をピックアップしてくれたら、スタートからフィニッシュまでの走行をライブで視聴できますよ。ドライバー目線でアクセルやブレーキが分かるし、何キロのスピードで走っているのかなど全部画面に出ます。相手の車を抜いたり抜かれたりももちろん分かるんですよ。

野村:レース場より臨場感やリアル体験ができる感じ!?

近藤:レース場でアプリを見ている人もいるわけ。実際にレース観戦しながらスマートフォンの情報を元に、もう少しで抜けるとか何秒差だとか分かるのよ。ピットでやっていることがアプリで見えちゃうし、ピットとチームの無線交信の音声も聞けるんですよ。

野村:それはすごい。敵チームの人とか、ずっとアプリを見ていそう。

近藤:そう、みんな見ている。あと5周でライバルがピット入るらしいなんて話していると相手にバレて、ウチは4周目で行っちゃえと作戦を変えられたり、わざと逆をやるチームもいたり。だから暗号を使っているんですよ。

―リアルタイムで走行シーンが視聴でき無線の会話も聞けるとは・・・今はアプリを使ってカーレースをそこまで楽しめるんですね。

近藤:どんどん変わって進化しています。「鈴鹿サーキットに来てください」と言いたいですが、沖縄からわざわざ来てもらうのは大変。なので、まずはアプリで体験してみてください。好きな選手に応援メッセージを送ることもできます。そしてサーキットに行ってみたいと思った時に、ぜひ来ていただきたいです。選手たちには「ファンサービスに徹してください」と伝えていますから、サインをするなど対応していると思います。実際にサーキットの音と匂い、そして地響きを感じてほしいですね。モンスターマシーン21台が一斉にど~んと走るので、ものすごい迫力ですよ。よく言われるのが曇り空の日、レースのスタート前に全てのマシーンが一気にエンジンをかけると、パラパラと雨が降ってくる。すごいエンジン音で雲が揺れる、という説があります。特に富士スピードウェイは多いです。

野村:えっ!? びっくり。雷様なんだ。

近藤:本当にフォーミュラマシーンのエンジン音が届くのか、気象的なものなのかはハッキリしていないけどね。でもエンジン音の影響だという確率は高い、と言われています。

―聞いていて鳥肌が立つくらいの、すごいエピソードですね。生でレースを見たくなりました。続いて野村さん。フィンガー5や紫、沖縄アーティストがお好きとか!?

野村:フィンガー5は小学校のころ大好きでした。紫は楽器を始めたころにアルバムを聞いて、今ではジョージ紫さんと知り合いになり幸せいっぱいです。コンディショングリーンも好きだったし、沖縄が好きになったのはその時代からですね。

近藤:ヨッちゃんは本当に沖縄が好き。理由などは分からないけど好きなんでしょ(笑)!?

野村:すごく好き! 説明はあまり要らないと思う。

―とてもうれしいです。お2人でバンバン来てください! お2人はおいしいものがある地域をツアーで回っているんですか?

野村:おいしいものを回っているんじゃなくて、おいしいものがある所ばかりでライブをやっている。たまたまだけどね(笑)。だから我慢しないで好きなだけ食べています。

近藤:ヨッちゃんは全国各地でライブをやっているので、沖縄に来ても北海道に行っても、おいしいものを全て知っているから(笑)。

野村:食べるためにいろいろな所でライブやっています(笑)。

―近藤さんもこの2~3年、過去なかった数のライブを開催しているのではないですか?

近藤:デビューしてからこんなにライブを続けているのは、確かに初めて。楽しくやっています。でも僕だけではなく、いろんなアーティストの方がライブ活動を続けているんですよね。例えば行った先のホールに、僕が若かった時代に頑張られていたアーティストさんのポスターがあって「彼は来週来るんだ」と思ったりね。よく見るとたくさんの人のポスターが貼られていて、みなさんライブやってるんだな~と知って。目が覚めたような感覚になりました。

―最後に、今年還暦を迎えるお2人ですが、抱負を教えてください。

近藤:還暦の2人がペアルック着ておかしいでしょ(笑)。

野村:ほんとだよね(笑)。

近藤:還暦という意識はないですね。7月19日が誕生日でその日に還暦になりますが、当日は日本武道館でコンサートです。会場が武道館でラッキーですし、そこで初めて60歳を実感するんじゃないかな。でも数カ月後だとは思えず、2~3年先のような気がしてしょうがないけどね。

野村:僕も特に意識していません。60歳になってもマイペースでギターが触れたらいいなということだけ。何歳になっても変わりませんね。

―気持ちも活動も関係性も変わらないお2人。来年も沖縄でお待ちしています。

近藤&野村:はい、ぜひ来たいので楽しみにしています!

「ハイサイ気分」

ようこそ沖縄へ! 本土から来沖する有名人を歓迎する、連載インタビュー。近況や楽しいエピソード、沖縄への思いなどを語っていただきます。

インフォメーション

近藤真彦

公式サイト https://tck.kondo-racing.jp
Twitter @KONDO__Official
Facebook https://www.facebook.com/KONDORacing/
Instagram @kondoracingteam

野村義男

公式サイト http://www.pegmania.com
Instagram @440hz_with

<ライブ>

MASAHIKOとYOSHIO 野音 Live 2024

3月23日(土)/3月31日(日):会場:東京・日比谷公園大音楽堂
詳細 → https://www.curtaincall.tokyo/mk_program-masahiko_to_yoshio_yaon_live_2024/

Masahiko Kondo KANREKI DASH 「M5K9」LIVE TOUR 2023-2024

4月20日(土)~6月30日(日)
詳細→https://www.curtaincall.tokyo/mk_program-masahiko_kondo-kanreki_dash_m5k9-live_tour2023-2024-third_edition/

日本武道館 Thank you very マッチ 60th Anniversary

7月19日(金)/会場:東京・日本武道館
詳細 → https://www.curtaincall.tokyo/mk_program-nippon-budokan_thank_you_very_matchy_60th_anniversary-2024-7-19/

饒波貴子 のは・たかこ

那覇市出身・在住のフリーライター。学校卒業後OL生活を続けていたが2005年、子どものころから親しんでいた中華芸能関連の記事執筆の依頼を機に、ライターに転身。週刊レキオ編集室勤務などを経て、現在はエンタメ専門ライターを目指し修行中。ライブで見るお笑い・演劇・音楽の楽しさを、多くの人に紹介したい。

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