新型コロナウイルス感染拡大による約2週間の休校措置が20日、解除される。学校関係者からは「やっと子どもの顔が見られる」と喜びの声が多く上がった。一方で「まだ油断はできない」として、感染防止のために当面の間、時差登校の実施を決めた学校もある。
「学校再開の知らせを受けて、職員室では笑顔が咲いた」。糸満市立糸満南小学校の島史生校長はこう話した。「子どもたちの笑顔を早く見たい。コロナ前のように、安心して元気いっぱい活動できる日が、一日も早く戻ってきてほしい」と願った。
生徒の登校を喜びながらも、「念には念を」といち早く対策を講じたのは那覇商業高校。與那覇正人校長は「公共交通を利用する通勤者と生徒の通学時間をずらすために、21日は時差登校することを決めた。県が発表する感染者数は減ってきているが油断できない」と話した。
普天間高校の島仲利泰校長は「やっと生徒と会うことができる。先生たちは行事や時間割の見直しをして、休校明けでも学校が混乱しないよう準備をしていた。受け入れ体制はできている」と喜んだ。
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