11日投開票の那覇市議会議員選挙で野党勢力が改選前より5議席伸ばした結果について、城間幹子市長は12日午後、報道陣の取材に応じ「市政運営に対する市民の厳しい評価をしっかりと受け止め、埋めていけるよう努力したい」と述べた。「コロナ対策であったり、待機児童の問題であったり、子どもの貧困であったり、細かく編み上げてきたつもりだが、コロナ禍にあってうまく進められなかったのは事実だ。頑張ってきたが、市民の受け止めはまだまだということだと思う」とした。
野党が増えたことによる市政運営の変化については「与党が多くなったから、野党が多くなったからといって大きく変わることはない。市民のために議会で提案をし、足りない部分の指摘があればその手法を取るとか、細かな変化は出てくるかもしれない」とした。
女性の当選者が過去最多の13人となったことには「大変うれしい。これまでも女性議員で保革を超えた活動をしており、女性ならではの提案などを期待している」とした。
自身の3期目に向けた出馬については「まだ誰にも相談していない。もう少し熟慮する」と述べるにとどめた。
▼那覇市議選、野党躍進19議席 与党は1減14議席「オール沖縄」に打撃
▼老舗菓子店の3代目 29歳の外間有里さん初当選「まちぐゎーの声届ける」