【東京】新型コロナウイルスのワクチン接種を加速化させるために、沖縄県市長会の桑江朝千夫会長(沖縄市長)は6日、内閣府に河野太郎行政改革担当相(沖縄担当相)を訪ね、市町村にファイザー製のワクチンを十分に供給するよう求めた。これに対して河野氏は、ファイザー製142箱を今月中旬から配分できると説明したという。モデルナ製についても今月中旬から供給できるとした。
要請後、取材に応じた桑江市長は「沖縄市であれば、計画通りに(接種を)加速化できる可能性が出てきた。(11市に配分しても)プラス20箱あり、集団接種会場を作れるようになるかもしれない」と期待した。モデルナ製の供給について河野氏から「商工会議所や個別の企業名も出ていた」とし、県内で職域接種が進む可能性を示唆した。
感染者急増を受け、上京を断念しリモートで次年度予算や新たな沖縄振興計画の制定などについて要請している玉城デニー知事に対し、上京し直接面談での要請をしたことについて、桑江市長は「ワクチンが減らされている不安、観光客が減っている状況がある。直接、お願いするというのが大事だ」と強調した。
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