コロナワクチン「8月中旬から配分」 河野大臣が沖縄県市長会に説明


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
河野太郎氏(資料写真)

 【東京】新型コロナウイルスのワクチン接種を加速化させるために、沖縄県市長会の桑江朝千夫会長(沖縄市長)は6日、内閣府に河野太郎行政改革担当相(沖縄担当相)を訪ね、市町村にファイザー製のワクチンを十分に供給するよう求めた。これに対して河野氏は、ファイザー製142箱を今月中旬から配分できると説明したという。モデルナ製についても今月中旬から供給できるとした。

 要請後、取材に応じた桑江市長は「沖縄市であれば、計画通りに(接種を)加速化できる可能性が出てきた。(11市に配分しても)プラス20箱あり、集団接種会場を作れるようになるかもしれない」と期待した。モデルナ製の供給について河野氏から「商工会議所や個別の企業名も出ていた」とし、県内で職域接種が進む可能性を示唆した。

 感染者急増を受け、上京を断念しリモートで次年度予算や新たな沖縄振興計画の制定などについて要請している玉城デニー知事に対し、上京し直接面談での要請をしたことについて、桑江市長は「ワクチンが減らされている不安、観光客が減っている状況がある。直接、お願いするというのが大事だ」と強調した。

【関連記事】

▼琉球大でのワクチン職域接種 学生の希望は予定の3割 若者接種が課題

▼【図でわかる】免疫いつから?持病ある人は? ワクチン接種Q&A

▼沖縄コロナ 陽性妊婦の出産相次ぐ 若者で拡大、小学生で最多

▼ランチでドライブで披露宴で…沖縄のコロナ感染7例

▼【一覧表付き】大型商業施設あすから休業、分かれる判断

▼沖縄コロナ「爆発的感染」のステージ4 国指標は全て最悪

▼【グラフで見る】沖縄の感染者数推移

▼沖縄行きなど空港検査で25件の陽性疑い

▼沖縄なぜ最下位?ワクチン接種16% 供給不足だけなのか

▼【写真特集】コロナ禍でも人気 沖縄・超高級ホテルの世界