接種7割イベント中止 石垣市 コロナ感染状況踏まえ


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会見でイベントの中止を表明する中山義隆石垣市長(左)=16日、石垣市役所

 【石垣】石垣市の中山義隆市長は16日、市役所で記者会見し、市民が新型コロナウイルスへの集団免疫を獲得したことを記念し、9月に開催するとしていた大規模イベントを中止すると発表した。中山市長は先月、市民の新型コロナワクチンの接種率が7割を超えた際に、イベントを実施すると述べていた。現在の感染状況などを踏まえ中止を判断した。

 会見で中山市長は「(市の取り組みに)協力してワクチンを接種した人には申し訳ないが、現状を理解してほしい」と語った。

 市はイベントの他にもワクチン接種済み記録の活用を検討しており、ワクチンを接種した市民向けに店舗などでサービスを受けられるワクチンパスポートの準備を進めている。

 また会見に同席した市教育委員会の石垣安志教育長は、新型コロナの感染拡大を受け、市立学校での部活動とスポーツ少年団の活動を停止すると発表した。

 停止期間は31日までで、全国大会などへ出場する場合の練習については、一部認めるという。一方、市立学校の2学期の始業式は、日程を変更せず、30日に行う予定とした。


 

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