遠征先で接待伴う飲食店利用 琉球ブルーオーシャンズ、15人がコロナ陽性


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 日本プロ野球機構(NPB)入りを目指す琉球ブルーオーシャンズは22日、選手やコーチら計15人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性だったと発表した。九州遠征時、複数のコーチや選手が規律に反し、接待を伴う飲食店を利用していたことが内部調査で判明した。北川智哉社長と清水直行GMはホームページでおわびのコメントを発表した。

 球団の発表によると、15日に選手1人が体調不良を訴えたため、16日に監督、コーチ、選手、関連スタッフ全員をPCR検査した。その結果、17~20日に15人の陽性が判明した。16日、17日に県内で開催予定だった大分B-リングス戦は中止した。

 球団は九州遠征に参加した全員に11日以降の行動履歴提出を求め、調査を実施。11日に選手とコーチが酒類提供や接待を伴う店で午後8時から午前0時前後まで飲食していたことが分かった。球団は①条例を違反し8時以降の店内飲食や酒類を提供しているお店の利用禁止②繁華街への外出禁止③不要不急の外出は控える④会食の際は4人までにすること-などを規律としていたという。

 北川社長は「チームマネージャーを2人体制にするなど、今まで以上に徹底した管理体制を整えていくと共に、球団規律の厳守の徹底を行い、今後同様のことが起きないよう、より一層の感染症対策を十分に検討し構築して参ります」とコメントした。

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