名護市など小中学校を再開へ 5市町村は休校延長を決定


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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け27日、新たに宮古島市や南城市、八重瀬町、今帰仁村が小中学校の臨時休校期間を9月5日まで延長する方針を決めた。読谷村は小学校のみ延長。沖縄市と名護市、嘉手納町は休校を延長せず、そのうち名護市と嘉手納町は分散登校を実施する。

 南城市は久高島を除き、9月5日まで臨時休校する。中学校3年のみ午前中だけ登校させる。市担当者は「中学3年は進路の関係と授業日数が他の学年より短いため極力登校して授業を進めていきたい」と説明した。今帰仁村も中学3年のみ分散登校させる。同村は26日から学校が始まったが、村担当者は「村内で若年層の感染が広がっている。9月5日以降の再開も今後の感染状況を見極めて判断する」とした。

 読谷村は中学3年のみが1日から通常通り再開で、1、2年は1日を分散登校とし、2、3日は臨時休校とする。

 臨時休校期間を延長しない名護市は、学校が再開する9月1日以降は、分散登校やオンライン授業などで対応する方針。沖縄市も予定通り9月1日から小学校を再開する。中学校は24日から始まっており、引き続き登校させる。

 嘉手納町は予定通り31日に小中学校を再開させるが、3日までは中学3年を除き分散登校とする。担当者は「県立学校にならって密を避けるための対応だ。中学3年に関しては最終学年で学びの保障のため」と説明した。


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