臨時休校に伴うオンライン授業が沖縄県那覇市立の小中学校で始まった30日、担任と児童生徒がオンラインでつながらないトラブルがあった。琉球新報がホームページで調べたところ、30日午後8時時点、少なくとも24校がオンライン授業を延期していた。インターネット回線に負荷が掛かったことで通信障害が起きたことが原因という。
那覇市立教育研究所によると、市内の小中学校全53校で一斉にオンライン授業がスタートしたことで、午前8時半から10時までビデオ会議システム「Google Meet(グーグル ミート)」がつながりにくくなった。研究所には市内の小中学校約10校から問い合わせがあった。各学校はシステムの利用時間をずらしたり、オンラインで課題を出したりした。
小学校に勤務する40代教員は「学校では先週から朝の会でつなげる練習をしていたが、全校が同時に接続した時の不安はあった。今日はクラスの児童40人のうち3、4人の顔が映るのがやっとだった。授業は課題を出して答え合わせする方法をとった」と話した。
教育研究所の担当者は「実際にトラブルが解消したかは明日の同時刻の接続状況を確認しないと分からない」と話した。
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