沖縄コロナ新たに167人感染 100人台は1ヵ月半ぶり(9月7日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 沖縄県は6日、新型コロナウイルスに感染し療養中だった患者2人の死亡と、10歳未満から90代の167人の感染を発表した。100人台となるのは7月26日以来約1カ月半ぶり。12日連続で前週の同じ曜日の感染者数を下回った。一方で、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は225・73人と全国ワーストの状況が続く。

 県は1日の新規感染者数(7日間移動平均)が200人程度の水準まで減少した後、経済再開に向けて、段階的に規制を緩和していく考えを示している。6日の新規感染は200人を下回ったが、月曜として過去6番目に多い。

 県の糸数公医療技監は「段階的解除の目安とする1日200人以下はあくまでも1週間平均での陽性者数。現段階では468人で、まだ到達していない状況だ」とした。今後も現在の減少ペースで推移すれば、予定通りのスケジュールで段階的な解除の検討が可能になるとして、引き続き感染予防への協力を求めた。

 亡くなったのは、医療機関に入院していた沖縄市在住の90代男性と80代女性。死亡者数は265人となった。新規感染者167人のうち、推定感染経路が判明しているのは67人。内訳は家庭内46人、職場と施設、友人知人が各6人、その他3人だった。年代別では20代が最多の35人、10代28人、30代25人、10歳未満23人などと続いた。

 米軍関係は、5日にキャンプ・ハンセン18人、嘉手納基地とキャンプ・フォスター各5人、普天間基地2人など計35人の感染が判明した。6日はキャンプ・コートニー3人、嘉手納基地2人、ハンセンとキャンプ・シュワブ各1人の計7人と、基地従業員1人の感染が県に報告された。

 

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