沖縄コロナ新規80人 2ヵ月ぶり100人下回る 県、連休明けの状況注視(9月21日朝) 


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は20日、新型コロナウイルスに感染した4人が死亡し、新たに10歳未満から80代の計80人が感染したと発表した。新規感染者数が100人を下回ったのは99人だった7月24日以来。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は92・65人で100人を切ったが、全国1位を維持している。

 亡くなったのは中部保健所管内在住の70代男性、うるま市の70代男性、沖縄市の90代男性、那覇市の70代女性。累計死者数は290人。療養者数は2841人、直近1週間の新規感染者数は1316人で、県の警戒レベル判断指標で最大の第4段階を維持。医療、感染状況とも厳しい状況だ。

 県の糸数公医療技監は新規感染者の減少傾向の背景に県民の協力などがあるとみて歓迎しながらも、医療フェーズが最大の5を維持することから「もっともっと下げていきたい」とした。連休明けに増加に転じないか注視する意向も示した。
 
 20日の新規感染者の年代別内訳は40代が19人で最多で10代17人、30代12人。推定感染経路が判明したのは36人で、内訳は家庭内25人、職場内4人、友人・知人3人、施設内と飲食で各1人、その他2人。在沖米軍関係の新規感染者は19日は9人、20日は3人だった。

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