沖縄コロナ、新たに69人感染 那覇市の事業所で2度目のクラスター発生(9月30日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は29日、新たに10歳未満から90代までの69人の新型コロナウイルス感染を確認した。緊急事態宣言が30日で解除となるのを前に、感染者数は4日連続で2桁となった。入院者数は3月27日以来、約半年ぶりに200人を下回った。新たにクラスター(感染者集団)を4例確認し、このうち11人が感染した那覇市内の事業所は4月に続いて2度目の発生だった。

 29日の感染者69人の年代別は20代17人、10歳未満11人、40代10人、10代9人などで、70代以上は6人だった。推定感染経路が判明しているのは29人で、内訳は家庭18人、施設4人、職場3人、友人・知人2人、飲食1人、そのほか1人となっている。

 那覇市の事業所クラスターは7月28日から8月6日にかけて、職員11人が感染した。4月のクラスター発生後は換気などの対策が講じられていたが、2回目は飲み会から広がった可能性があるという。ほかに家族内のクラスターも3例確認され、県内のクラスター累計は323例となった。

 米軍関係は7人の感染が新たに報告された。累計は2721人。


 

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