沖縄・北大東島を取り巻く灰色ライン 謎の漂着物の正体は?


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島の周囲を取り囲むようにできた灰色のライン=10月4日、北大東発南大東行(南大東上空)の飛行機から撮影

 【北大東】北大東村の最東端にある唯一海水浴が楽しめる通称・沖縄海(おきなわうみ)に、大量の軽石が押し寄せている。さらに島の周囲を取り囲むように、軽石によって灰色のラインが青い海に浮かび上がっている。

 北大東村は断崖絶壁に囲まれた島だが、沖縄海は唯一海水浴が楽しめる海岸。波に乗って押し寄せられた軽石が海岸一帯を覆っている。石の大きさは数センチ程度。

 村の担当者が南大東島気象台に問い合わせたところ、小笠原諸島の福徳岡ノ場で8月16日に海底火山の噴火があり、流れ着いたのではないかという。

 9月下旬の台風16号の後から島の周囲を漂流している様子がたびたび住民によって確認されており、村の担当者は「気象庁や専門家による本格的な調査はこれからだ」と話している。(上地順子通信員)

北大東島の謎の漂流物(軽石)=10月8日午前、北大東村の最東端(通称・沖縄海)
北大東島の謎の漂流物(軽石)=10月8日午前、北大東村の最東端(通称・沖縄海)

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