【国頭】小笠原諸島の海底火山噴火の影響とみられる軽石が沖縄県内各地に漂着している問題で、国頭村の辺土名漁港などでは23日も大量に軽石が滞留しているのが確認された。漁業関係者は「漁ができる状態じゃない」とため息をつく。
漁港を上空から撮影すると、港内には大量の軽石が滞留し海が変色しているかのように見える。陸上から見ると漁船が砂の上に浮かんでいるようだった。港内のスロープも一面が軽石に覆われていた。国頭漁業協同組合によると23日は海のしけの影響もあり多くの漁船が出港を見合わせたとみられる。
村田佳久組合長は「北風の影響で大量に漂着した可能性が考えられる。今まで一番多い」と指摘。「週明け撤去作業を実施するが、沖にはまだたくさんある。風向きによってはまた押し寄せてくるかもしれない」と懸念した。
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