台湾から沖縄へ「来年夏、一番機を飛ばします」 彭國豪さん、本紙特約記者に【一問一答】


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台湾を中心に沖縄の魅力を発信する琉球新報の彭國豪特約記者=8日、那覇市泉崎の同社

 琉球新報の特約記者となった彭國豪(ペンクオハオ)さんは8日、就任式のインタビューで「台湾と沖縄の国際線は来夏には再開するのではないか。再開したら1番最初のチャーター機を飛ばす計画をしている」として、アフターコロナを見越した対応の必要性を強調した。台湾人観光客の来沖再開をイメージした、新たな観光プランの構想も披露した。

【彭さんってどんな人?】(https://bit.ly/304POzz)

 彭さんとのやりとりは次の通り。

 ―コロナ禍で海外の観光客が滞っている。

 「コロナ関係で日本と台湾双方向の情報や交流が途切れている。今年は4回日本に来た。日本で15日間隔離され、台湾でも隔離される。それでも日本に来るのはフェイスブックの私の会員に最新の日本・沖縄の情報を提供するため。日本に来るたび、会員も一緒に日本旅行している気分になる。今回の提携でもっとみんなの日本との連携を強化できる」

 ―沖縄にも台湾好きが多く、海外渡航に備えて情報提供するのはタイムリーで価値がある。

 「現在、航空会社と話していて、台湾と沖縄の国際線が再開したら、1番最初のチャーター便を飛ばす話もついている。(台湾と中国大陸の間にある)金門島にはシーサーと似た守りの神「風獅爺(フォンスーイエー)」がある。金門県観光処からも打診があって、金門島(県)で風獅爺探しのイベントを行っている。ぜひ沖縄でもシーサー探しのイベントをやれるといい。風獅爺探しのチェックポイントは必ず地方発展につながる場所に設けている。沖縄では道の駅やJAのファーマーズマーケットにシーサーを設置してもいい。沖縄と金門島は似ているので、両島のチャーター機もやってみたい」

 ―台湾から見て沖縄は。

 「沖縄は台湾に近い。費用も他地域と比べて安い。沖縄旅行を選びたい台湾人観光客はたくさんいる。そのためにも受け入れの態勢を今から整えておいた方がいい」(聞き手・呉俐君)


 

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