沖縄のコロナ療養100人下回る 新たな感染者は5人(11月11日朝) 


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は10日、10~50代の5人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。入院患者や宿泊・自宅療養、入院調整中の患者らを合わせた療養者数は91人で、およそ1年3カ月ぶりに100人を割った。新規感染者は2日連続で前週の同じ曜日より減少した。

 推定感染経路が判明しているのは、職場内とみられる1人で、残り4人は調査中。年代別では20代2人、10代と30代、50代で各1人。市町村別内訳は、うるま市2人、宜野湾市と南部保健所管内、中部保健所管内各1人。

 県によると、新型コロナウイルスワクチンの県全体の1回目接種率は今月7日時点で68%。年代別では、12~19歳の10代で63・4%、20代で62・2%と、若い世代で7割を超えない傾向が続く。県の糸数公医療技監は「新規感染者の8割以上はワクチンを接種していない人から出ている。ワクチン接種を前向きに検討いただきたい」と話した。

 米軍関係の新たな感染者はゼロだった。


 

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