沖縄、2日ぶりにコロナ感染ゼロ 警戒指標が「発生早期」に(11月18日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は17日、新型コロナウイルスの新規感染者がゼロだったと発表した。新規感染者がゼロになるのは2日ぶり。県の警戒レベルの判断指標で「直近1週間合計の新規感染者数」と「直近1週間平均の感染経路不明な症例の割合」の指標が、「流行警戒期」の第2段階から「発生早期」の第1段階に下がった。全7指標のうち6指標が第1段階となった。

 県によると17日時点の、直近1週間の新規感染者数の合計は11人。第1段階となる「14人以下」を下回った。感染経路が分からない人の割合は18・2%で、第1段階となる「30%以下」の水準となった。

 クラスター(感染者集団)は収束した4例が報告された。うち1例は豊見城市内の保育施設で8月8日~12日にスタッフ1人と子ども9人の計10人の感染が確認された。子どものマスク着用や手指の消毒が困難だったという。南部保健所管内の社会福祉施設では職員6人が感染したが、入所者への感染は確認されていない。このほか2例は家族内感染だった。

 米軍関係は嘉手納基地で1人の感染報告があった。


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