オリオンビール(沖縄県豊見城市)が新たな社長に、「Schick」ブランドで知られるシェービング製品製造大手のシック・ジャパン社長を務めた村野一氏を選任したことが分かった。1日に株主総会と取締役会を開き、正式に決定する。前社長の早瀬京鋳氏が「一身上の都合」を理由に今年6月に退任して以降、社長職は空席になっていた。1日午後に那覇市のホテルロイヤルオリオンで、新社長就任の発表会見を開く。
村野氏は1962年、東京都生まれ。横浜国立大学を卒業後、85年に総合電機メーカー大手のソニーに入社。シンガポールやユーゴスラビア、ドイツなど海外勤務を経て、94年にソニーハンガリーを設立し、31歳で当時の最年少社長となる。
その後ソニーメキシコ社長などを務めてリコーに移籍し、カメラ部門の営業・マーケティング・商品企画などを統括した。2015年には出版社大手のデアゴスティーニ・ジャパンに社長として入社し、アジア代表を兼務。18年から、シック・ジャパン社長を務めた。
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