エンジンかけて漂流する漁船、中を見たら倒れた人が…80代を救助 本部町の3人を表彰


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通事一夫名護海上保安署長(左端)から人命救助に貢献したとして感謝状が贈られた具志堅創さん(左から2人目)、具志堅勝文さん(同3人目)、金城秀則さん(同4人目)と清川英樹名護海上保安署次長=11月11日、名護市の名護海上保安署

 【本部】本部町の渡久地港沖合でエンジンが起動したまま漂流していた漁船の中で倒れていた80代男性を救助したとして、名護海上保安署は11月11日、本部町の金城秀則さん(52)、具志堅勝文さん(60)、具志堅創さん(60)を表彰した。

 9月29日午前9時半ごろ、金城さんは渡久地港沖合で作業中に漂流している漁船を確認。人影がないと不審に思って船内を確認したところ、男性が倒れているのを見つけた。

 金城さんは本部漁協に通報し、救助が来るまで漁船を安全な海域まで移動させ、海中にいかりを投入して漁船を安定させた。

 具志堅勝文さんと具志堅創さんの2人はすぐに船で急行し、男性を渡久地港まで搬送して救急車に引き継いだ。

 感謝状を贈った通事一夫署長は「迅速な救助活動を実施したおかげで大事に至らなかった。功績は顕著だ」と述べた。金城さんは「本部町で安心して漁業やマリンレジャーができるよう今後も協力していきたい」と話した。


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