感染防止しつつ即応性の維持重要 米軍の集団感染受け官房長官


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松野博一官房長官(資料写真)

 【東京】松野博一官房長官は17日午後の会見で、キャンプ・ハンセンで新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した件について、米側に感染拡大防止措置の強化などを求めたと明かした。

 松野氏は「新型コロナウイルス感染症の拡大を防止しつつ、在日米軍の即応性を維持することは極めて重要な課題」との認識も示した。

 松野氏は米側からの連絡を受け、「感染者の厳格な隔離措置の徹底、濃厚接触者の早期特定、キャンプ・ハンセン全体の感染拡大防止措置の強化、緊密な情報共有等を強く要請した」とした。

 松野氏によると、米側からは、感染者を基地内で「厳格な隔離措置下」に置き、「濃厚接触者の追跡については沖縄県の保健当局と連携しながら対応している」と説明を受けたという。

 (安里洋輔)

 


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