新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染が沖縄県内で初めて確認された17日、飲食店関係者や市民らからは「いずれ来るだろうとは思っていた」「また観光客が来なくなるのではないか」など、影響を懸念する声が上がった。
那覇市泉崎の居酒屋の従業員(43)は「今は通常通り営業し、たくさんお客さんが来てくれている。今後が心配だ」と表情をこわばらせた。米軍に対し「検疫をしっかりやってほしい」と要望した。
泉崎で居酒屋「酒処 ちぇい」を営む男性(38)は「せっかくお客さんが戻って来ているのに、感染が拡大して、時短営業になるのは勘弁してほしい」と懸念する。
国際通りにあるお土産品店の60代の従業員は「とても怖い。修学旅行の学生がたくさん来て活気づいている。また時短になると死活問題だ」と不安な表情を浮かべた。
バスを待っていた団体役員の男性(65)=宜野湾市=は「感染対策を徹底する必要がある。今後、修学旅行が中止になるなど影響が心配だ」と話した。
仕事帰りのパートの50代女性=那覇市=は「市中感染が怖い。感染者が増えるのかな」と不安げな表情で話した。
(狩俣悠喜、吉原玖美子)
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