沖縄コロナ新たに11人 1カ月半ぶり2桁 北部5町村に「感染拡大注意報」(12月22日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は21日、新たに10歳未満から60代までの11人の新型コロナウイルス感染を確認した。感染者数2桁は11月5日以来、約1カ月半ぶり。北部保健所管内5町村(国頭村、大宜味村、東村、今帰仁村、本部町)では直近1週間の10万人当たりの感染者数が25・78人となり、県はこの5町村を対象に「感染拡大注意報」を出した。会食を「4人以下2時間以内」とすることなどを呼び掛けている。

 注意報は第6波に備えた県の方針で示した目安の一つ。1週間の10万人当たりが25人(1日平均53人以上)を超えた市や保健所管内を対象に発表し、対策を呼び掛ける。5町村全体の10万人当たりは20日までの1週間で25・78人となり、前週比の2・5倍に上昇。特に本部町と東村で突出して高い。

 21日の新規感染者数11人のうち北部保健所管内は5人を占め、広がりが続いている。5町村の流行はデルタ株によるもので、米軍キャンプ・ハンセンの基地従業員らから検出されたオミクロン株との関連は「今のところない」(県の担当者)としている。(當山幸都)


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