沖縄県は26日、10歳未満から90代までの21人の新型コロナウイルス感染を確認した。これまでの感染者のうち1人がスクリーニング検査でデルタ株陰性となり、オミクロン株の疑いがあることも判明した。集団感染が発生している北部保健所管内の高齢者施設では新たに利用者4人の感染が確認され、計30人(利用者22人、職員8人)となった。
感染者21人は、前週の日曜日(19日)の3人に比べ7倍。新たにデルタ株陰性だった1人はオミクロン株に感染したキャンプ・ハンセンの基地従業員の家族。この1人を含め、オミクロン株の疑いがありゲノム解析中の感染者は4人となっている。本部町を中心に本島北部で相次ぐ感染について、現段階でオミクロン株によるものは確認されていない。
26日の新規感染者数21人の地域別は北部保健所管内が10人と最も多く、うち9人が本部町だった。ほかはうるま市3人、名護市と沖縄市が各2人、那覇市、宜野湾市、浦添市、中部保健所管内が各1人。
米軍関係は新たに19人の陽性が確認された。内訳はキャンプ瑞慶覧2人、嘉手納基地1人、16人が不明(確認中)となっている。(當山幸都)
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