沖縄県は21日、新たに10歳未満から90代の315人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の月曜日より29人増加した。県の糸数公医療技監は11~13日の3連休の影響を指摘。まん延防止等重点措置が解除されたことに関し「感染者が次々出ており、11月や12月の最初のころとは全く様子が違う。会食は人数を絞り時間を短くするなど、爆発的感染を防ぐ協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
1週間(14~21日)の新規感染者の合計は、前週(7~14日)の1・51倍。前週比で1週間の合計が1倍を超えるのは3日連続。糸数技監は、現在の感染状況について「下げ止まり、高齢者や10歳未満が多めになっている」と述べた。
20日で終了したまん延防止等重点措置について「かけた当初は、1月より前の忘年会や若い人たちの活発な活動で感染に急激な伸びがあった。昨年のような成人式の3連休による感染は、一定程度防げた」と評価した。
年代別の新規感染者は10歳未満が最多の61人、次いで40代52人、10代47人、20代41人、30代37人などと続く。療養中患者は5012人で、そのうち3634人は自宅療養中。入院患者は275人で、県基準の重症者は2人、中等症は158人。
米軍関係の新規感染者は34人だった。その半数が嘉手納基地で17人だった。(中村万里子)
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