東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から11日で11年を迎える。復興庁によると、震災と原発事故を機に避難をした人は全国で約3万8千人(2月8日時点)。沖縄県内では22市町村に187人が生活を続ける。復興庁は詳しい内訳は明らかにしていないものの、福島県からが最多としている。
復興庁が発表している避難者数は、震災後に総務省が立ち上げた「全国避難者情報システム」に登録されたデータが基となっている。県内への避難者数は2013年2月の1062人がピークとされる。
ただ、システムは避難者の申告に基づく。転居したり、帰還したり、避難先での定住を決意したりした場合でも、本人が届けないと情報が反映されない。避難実態を正確に把握できていないとの指摘もある。 (前森智香子)
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