【糸満】東日本大震災から11年となった11日、復興と平和を願うヒマワリ畑が糸満市摩文仁の平和祈念公園にオープンした。31日まで。
福島県大熊町ひまわり絆プロジェクト実行委員会や福島・沖縄絆プロジェクトなどの協力で実施。福島・沖縄絆プロジェクトの鈴木伸章副理事長は「ヒマワリは明るい花だから幸せを与える。福島の復興や沖縄戦戦没者のことを覚えて、平和を願う思いで見てほしい」と話した。
同公園では7年前から毎年、福島で咲いたヒマワリの種を譲り受け、震災が発生した3月に見頃を迎えるように育てている。
沖縄福島県人会の木村貞夫会長はオープニングセレモニーで、福島の状況について触れ「原発の放射線の影響は残っているが、帰還困難区域は少しずつ解消されている」と、今後の復興に期待した。
11日は真壁小学校の児童らも訪れた。2年の児童は「きれい。ヒマワリの黄色が好き」と話した。
ヒマワリ畑は冷え込みや雨の影響で、現在は二分咲き。午前8時半から午後5時半まで。入場無料。
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