沖縄県は15日、新型コロナウイルスに感染した3人が亡くなり、新たに10歳未満から90代以上の570人が感染したと発表した。感染者の累計は11万人を超えて、11万139人となった。
亡くなった3人は全員石垣市在住で、90代の男女各1人と80代の女性。いずれも同市で院内感染が起きた医療施設に入院しており、全員2月25日に感染し、28日までに亡くなった。死亡例は計550例となった。
新規感染者数は前週の同じ曜日と比べ254人減少した。年代別では10代が119人と最多で、20代が95人、30代が90人だった。病床使用率は29・1%で、1月7日以来の3割以下となった。
県は感染が拡大する10代から他の世代に広がることや、県外でまん延防止等重点措置が解除されると、人の移動が活発になることが予想されるため、糸数公医療技監は「月末まで下がり続けるのは難しいと思う」と述べた。
在沖米軍基地関係の感染者は計10人で、全て嘉手納基地だった。
県は同日、昨年7~10月に豊見城市や糸満市、浦添市、南城市の事業所や医療機関、保育施設で起きたクラスター(感染者集団)6例を発表した。
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