沖縄コロナ984人、前週比3倍 オミクロン派生型29%(3月30日まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は29日、新型コロナウイルスの新規感染者は984人だったと発表した。先週火曜日の22日と比べ約3倍に増えた。22日は休日明けで感染者数が低く出ていた影響もあるが、感染増加の傾向が続いている。累計感染者は12万人を超え、12万189人となった。オミクロン株の派生型「BA・2」の検査で、48人中14人の感染が判明した。BA・2の感染割合は過去最高の29・2%だった。

 ▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況

 年代別の新規感染者は10代が最多の188人、次いで20代が185人。若者の感染増加や、感染力が強いBA・2への置き換わりにより感染が拡大しているとみられる。  療養者は前日から320人増え、6017人となった。入院患者は142人で8人減少した。現時点では、感染者の増加が入院患者の増加につながっていないが、高齢者へ感染が広がれば入院患者が増える恐れもあり、県は警戒を強めている。

 BA・2は10~23日に検体を採取した48人を検査。保健所別の感染者は那覇4、北部3、中部5、宮古2の計14人。米軍関係は3人の新規感染が報告された。

 (稲福政俊)

 


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