ロシアが侵攻するウクライナから避難してきたディアナ・メドヴィドワさん(30)と、伯父で沖縄科学技術大学院大学(OIST)技術員のマイコーラ・メドヴィドフさん(47)が15日、沖縄での生活支援について話し合うため、沖縄県庁を訪れた。
県は、ディアナさんの県営住宅への入居や日本語学校への入学について、本人の希望を聞きながら手配を進めている。 10日に沖縄に到着したディアナさんは、恩納村のマイコーラさんの自宅に滞在。主に自宅内で過ごし、独学で平仮名の勉強を始めているという。ウクライナ情勢が落ち着くまで県内に滞在する予定で、就労を希望しているが、まずは日本語学校に通うなどして語学習得に優先的に取り組む。15日、就労が可能な1年間の在留資格も取得した。
ディアナさんは「伯父の家族やその友人、県などのさまざまな支援に感謝している」と述べ、ウクライナの情勢について「軍事侵攻はどんな時でも悪いことだ。早く終わることが一番大事だと思っている」と話した。
ディアナさんは沖縄で受け入れる初めてのウクライナ避難民となった。県によると今後も複数の避難民を受け入れる予定がある。 (中村優希)
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