沖縄コロナ1421人、累計15万人に 増加の伸び鈍化、先島では拡大(4月23日朝)


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 県は22日、10歳未満から90歳以上の1421人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計感染者数は15万342人となった。17日以降の新規感染者数は前週比で増減を繰り返している。直近1週間の新規感染者数は前週比1・01倍と増加も鈍化しているが、宮里義久感染対策統括監は「感染者数が落ち着いても、入院患者はしばらく増加するので、医療提供体制もしっかり注視していきたい」と語った。

 新規感染者の年代別では10代が258人で最多だった。推定感染経路は家庭内感染が463人で最も高くなっている。

 入院患者は309人で、重症者はいない。県全体の病床使用率は47%で、圏域別では本島が54・1%、宮古が6・1%、八重山が20・5%とだった。先島地方では感染拡大が続いており、人口10万人当たりの新規感染者数は宮古島市が831・12人、石垣市は845・41人と高い水準となっている。県によると、宮古では10歳未満の感染が多いという。

 米軍関係の感染は91人だった。 (嘉陽拓也)


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