那覇市女性ネットワーク会議(通称あけもどろ女性の会)は23日、那覇市西の県男女共同参画センターてぃるるで総会を開いた。アナウンサーの狩俣倫太郎さんが「性の多様性」をテーマに講演し、自身の取材経験などを語った。狩俣さんは性自認や性的指向などの観点からさまざまな性があることを紹介し「性はたくさん種類がある『カラフル』だと思っていたが、しっくりこない。最近はグラデーションなんだと思う」と説明。「性の話はみんなが当事者。マイノリティーだけが当事者ではない」と訴えた。
同性婚を認定する那覇市のレインボーなは宣言を機に同性カップルを取材し「制度のはざまで苦しむ人がいると知った。政治でリーダーシップを取り、生きづらさを感じている人に手を差し伸べることが大事だ。性的マイノリティーだけでなく、生きづらさを感じる人と真剣に向き合うことにつながる」と話した。
(稲福政俊)
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