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NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」27日放送の第13話では、泡盛の瓶を片手に泥酔する比嘉家の長男・賢秀(竜星涼)の姿があります。泡盛は、黄麹や白麹が使われる日本酒や焼酎に対して、黒麹菌を使う沖縄ならではのお酒です。
戦前には那覇市の首里一帯に40〜50の酒造所が集まり泡盛の町として栄えましたが、沖縄戦で多くの酒造所が破壊されました。米軍政府が1946年、県内5カ所に官営の「酒造廠(しょう)」を整備して泡盛の復興が始まりました。泡盛の戦後最初の本土出荷は1951年。泡盛は戦後、沖縄の貴重な輸出品の一つでした。また、沖縄本島では同じころ、コーラやジュースで泡盛を割る飲み方が広まり出していました。