沖縄コロナ1071人感染 月曜で最多 妊婦4月最多370人、今月100人(5月10日朝)


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 沖縄県は9日、10歳未満から90歳以上の1071人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。月曜日の感染者としては過去最多だった。妊婦の感染者が4月は月別最多の370人となったほか、5月は8日現在で100人となっていることも明らかにした。宮里義久感染対策統括監は妊婦の感染について「感染症の対応以外にも母体や分べんの管理が難しくなる。感染対策を徹底してほしい」と呼び掛けた。

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 県内の感染者は7日に2375人と最多を更新し、8日は2060人と連続で2千人を超えた。病床使用率も増加して46・9%となっている。大型連休の影響で感染拡大が続く現状を宮里統括監は「厳しく受け止めている」とした。今後の対応について「この状況がどれだけ続くか、10日以降の感染者数を見ないと把握できない」と述べた。現時点で、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議を開催する予定はないという。県は同日、南部医療センター・こども医療センターでクラスター(感染者集団)が発生したと説明した。同センターによると、7日以降に成人一般病棟で入院患者10人と職員4人の計14人の感染が確認されている。

 米軍関係の感染は56人だった。
 (嘉陽拓也)

 


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