沖縄のコロナ2265人拡大加速 宮古島市は過去最多155人(5月11日朝)


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 沖縄県は10日、10歳未満から90歳以上の2265人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者数として過去2番目の多さとなった。県内では直近1週間の新規感染者が前週比1・19倍となっており、宮里義久感染対策統括監は「大型連休をきっかけに感染拡大が加速している」と危機感を示した。

 感染者が急増する宮古島市は過去最多の155人を記録した。医療提供体制を維持するため、県はコロナ患者を受け入れる県立宮古病院や民間病院、疫学調査を担う宮古保健所に9日から医師や看護師などを派遣しているという。県全体の入院患者は312人で、県内の病床使用率は49・4%だった。圏域別では本島52・6%、宮古47%、八重山15・9%となっている。

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 県は同日、感染により南城市の80代女性と浦添市の80代男性が亡くなったと発表した。

 米軍関係の感染は62人だった。

(嘉陽拓也)

 


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