高齢者施設で集団感染、県立病院でクラスター 沖縄コロナ2255人、前週比0.99倍


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県は20日、10歳未満から90歳以上の2255人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。社会福祉施設における感染者は363人で、19日に続いて最多を更新した。

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 内訳は高齢者施設が96カ所で333人、障がい者施設が25カ所で30人。県によると高齢者施設で集団感染が発生しているという。

 新規感染者の年代別では10歳未満が449人と最多。入院患者は322人だった。

 直近1週間の新規感染者の前週比は0・99倍で、1倍を下回ったのは6日以来となった。

 県全体の病床使用率は減少し、50・1%となった。宮古島市でクラスター(感染者集団)が起きた医療機関の療養者が減った影響もあり、宮古圏域の病床使用率は前日比13・6ポイント減の48・5%に下がっている。本島は52・7%、八重山は20・5%だった。

 

 宮里義久感染対策統括監は「新規感染が増加する勢いは減っているが、入院患者の増加はしばらく続くので予断は許さない状況だ」と説明した。

 県立中部病院で2件のクラスターが発生し、入院患者6人、職員6人が感染したという。いずれも18日に判明。感染状況などを調査中だが、診療に影響はないという。

 重点医療機関で感染などで欠勤している医療従事者は583人だった。米軍関係の感染は111人だった。

 (嘉陽拓也)

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